【家庭の医学】急増ノロウイルスによる食中毒!対策のポイントを確認して注意しよう!

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2025年3月現在ですが、全国的にノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎が流行しています。

毎年11月~2月にかけて流行しますが、2025年の3月現在でも急増し続けています。

今回は、何故ノロウイルスに感染するのか、家庭ではどのような対策をすればいいのかを解説します!

ノロウイルスって何?

そもそもノロウイルスって何?

ノロウイルスは人に対して感染し、急性胃腸炎の元となるウイルスです。

秋から春にかけて活動が活発で、冬によく見られる感染症。

カキや二枚貝などの生ものを食べると、食中毒になるのは、

食べるものそのものが汚染されている場合に起こります。

また、加熱不十分な料理でも感染してしまいますしています。

ノロウイルスの特性

ノロウイルスの特性を下記にまとめてみました。

特性を知ることで、感染した際や予防にもつながります。

~ノロウイルスの特性~
季節
11月(秋)~2月(春)に多い。特に冬がピーク。
低温と乾燥に強い。

感染力
自然界での抵抗力が強く、長期のあいだ生存している。

サイズと繫殖
最近よりも小さく、人の腸(小腸)でしか増加しない。

潜伏期間
12時間~48時間

感染源
汚染された貝類・嘔吐や便・トイレ等

ノロウイルスは感染性胃腸炎の原因ウイルスです。

環境によっては一定数存在しており、感染力を失うことはありません。

また、感染性胃腸炎や食中毒は年中通して存在しますが、冬に起こる感染性胃腸炎は

ノロウイルスが多くあります。

ノロウイルスの感性経路と症状

ノロウイルスの主な感性経路

主な感染経路を下記にまとめてみました。

~感染経路~
1.経口感染
 汚染された食品を加熱不十分、
 調理する人が感染している時に料理をしたときに起きる。

2.接触感染
 感染者が排便後などに手洗いをしていなかったり、
 汚染された手で、ドアノブなどを触ってしまい
 それを介して感染する。

3.飛沫感染
 嘔吐物などの飛沫を吸い込んで感染。

4.空気感染
 便や嘔吐が乾燥し空気中のホコリとともに吸い込んで感染。

国立感染症研究所ではペストや結核のように、広範囲での空気感染ではないことから、

塵埃感染という言葉のほうが正しいのではないかとされています。

寒さや乾燥に強いウイルスなので、以前感染したカーペットでも潜伏していることがあります。

国立感染症研究所のノロウイルスに関する情報はこちらから。

実はトイレでスマホを触っていると感染する

実は感性経路の中でも、トイレで感染することがあります。

トイレで嘔吐しても水で流していると、清潔を保たれるイメージがあります。

実は、水で流せていても実は感染経路の1つです。

なぜかというと、ノロウイルスに感染(保菌)している人がトイレを利用した場合、

トイレにはかなりの量のウイルスがあります。

その次に、別の人がスマホをしながらトイレをすることによって、スマホから感染してしまいます。

手を洗ったとしても、汚染されているスマホから感染してしまうということです。

ノロウイルスの症状

ノロウイルスによる感染性胃腸炎の症状として、下記の症状があります。

  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱(37℃~38℃)
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 倦怠など

通常は1日~3日で回復しますが、無症状である場合でも2週間程度でも便からウイルスが排出されます。

ノロウイルス対策は予防4原則を守ろう!

原則その1:持ち込まな

まずは感染しないためにも、家の中や調理場にノロウイルスを持ち込まないようにしましょう。

日々の丁寧な手洗いや健康管理を心掛けましょう。

また、腹痛や頭痛がある場合は、食品を取り扱う(夕飯を作るなど)ことは避けましょう。

避けることによって、他の人に移すことがなくなります。

原則その2:つけない

食品や食器に着けないように、時計や指輪などを外して手洗いをし、

調理が終わるまで、指輪などを付けるのはやめましょう。

トイレに行った後・調理をする前・盛り付けをする前など、次の作業をする前には、

必ず手洗いをしましょう。

ただただ手を洗うのではなく、爪の隙間や指の間など隅々まで洗いましょう。

石鹸を付けていても、意外と綺麗になっていないことがあります。

原則その3:やっつける

ノロウイルスは寒さに強いですが、熱には弱いです。

必ず食品や水など80℃~90℃の90秒以上加熱を心掛けましょう。

また食器や調理器具を洗う際、85℃以上の熱湯に1分つけるか塩素を入れて消毒しておくのもオススメします。

園や学校で使っている箸・コップ・水筒も消毒しておくこともオススメします。

園や学校でも感染症対策はしていますが、アルコール消毒などは効果が無いそうです。

公共施設からの持ち込みも考えられるので、シーズンになると塩素での消毒をするといいでしょう。

原則その4:ひろげない

感染を拡げないためにも、衛生管理を行いましょう。

コロナ禍の時のように、ドアノブやカーテンや衣類などの塩素系消毒をしておきましょう。

消毒が難し良いものは洗濯の際に、85℃の熱水洗濯を1分以上や、乾燥器で熱風を送ることもいいと考えられます。

嘔吐物や排便の適切な処理も、ひろげない対策の1つになります。

主な手順を下記にまとめました。

~嘔吐物や排便の適切な処理~

1.マスク・使い捨て手袋・使いせてエプロンをつけて、
 嘔吐物などが乾燥する前に処理する。

2.ふき取ったペーパータオルはビニール袋に入れて密封。

3.嘔吐物がついた床などを塩素系の消毒液でふき取る。

4.マスクや手袋・エプロンは別のビニール袋に入れて処分

5.その後、手袋をしていても手洗いをする。

6.すべて終わった後に換気を行う。

適切な処理で、ノロウイルスが広がってしまうことはなくなります。

処理後は手洗いを必ずしましょう。

手袋をしていても、何についているのかわかりません。

十分に気を付けましょう。

まとめ:家庭でも対策をして、家族の健康を守ろう!

嘔吐物の適切な処理や、消毒の仕方は、医療機関や幼稚園などの福祉施設でも行われています。

家庭でも対策をして、家族の健康を守りましょう!

健康は何よりの資産です!

政府広報オンラインでもノロウイルスの予防が掲載されています。

詳しくはこちらから。

その他にも記事を更新中!トップページのこちらから読んで行ってください!

世界中のすくすく育つ子供たちに乾杯!

コメント

  1. Alice より:

    cyVh zUjUCVNS cVlUGy NSbR

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