妊婦健診の時に「太りすぎですよ」と言われたことはありませんか?
私は長男の時は注意され、二男の時は注意されませんでした。
何故なのかなと思い調べると、15年ぶりに「妊婦のための食生活指針」が改定されたそうです。
この記事では、「太りすぎなの?」と悩んでいるママさんの不安を軽減できる記事になります。
一緒に新しい常識を確認しましょう!
目次
医師に「太りすぎ」と注意された
私は長男を妊娠中「太るペースが速い」「太りすぎないで」と沢山注意を受けました。
「学校の保健体育では10キロ前後は太ると勉強したのに・・・」と思っていました。
本当に太りすぎはダメなんでしょうか?
本当に太りすぎ?
妊娠している時に医師に注意され「太りすぎなのかな?」と気にしたことはありませんか?
私は「太る」ということに敏感でした。
妊娠中の太りすぎか否かは、妊娠前のBMIが関係しているそうで、以下にまとめてみました。
・BMIが18.5未満(やせ型)のママの体重増加の目安は12〜15㎏
・BMIが18.5以上25.0未満(ふつう)のママは10〜13㎏
・BMIが25.0以上30.0未満(肥満1度)のママは7~10㎏
妊娠初期BMIが30.0以上(肥満2度以上)のママは医師との相談が必要。
個別対応(上限5㎏が目安)となります。
BMI以内の体重増加であれば問題が無いようです。
自分のBMIを確認するのはいたって簡単です。
BMI=妊娠前の体重÷[身長×身長]
自分で計算してみるのもいいかもしれません。
一度計算してみてください。
体重増加はしかたない?
妊娠中の体重増加は、正直仕方ありません。
赤ちゃんが大きくなろうとしている証拠。
また、体がママと赤ちゃんを守ろうとしている証です。
無理に痩せようとすると、いろんなリスクの元になるので、医師の相談なしにはダイエットはしないほうがいいと考えられます。
痩せたほうがいいの?
医師の判断で「妊娠高血圧症になるかも」「妊娠糖尿病の恐れアリ」との診断が出た場合、医師の指示の元、痩せたほうがいいと思います。
難産や帝王切開のリスクだけでなく、赤ちゃんへの栄養不足により「低出生体重児」の原因にもなります。
なので、赤ちゃんとママの安全を思うと、医師の指示に従ったほうが安心かなと思います。
痩せたほうがいいか否かは、医師の判断なので、妊婦健診時に質問してみるといいと思います。
「妊婦のための食生活指針」が改定
私は長男を妊娠中の時は、BMIが適正範囲以内でも注意されました。
二男を妊娠中の時、妊娠前の体重は70㎏あり、「痩せないといけない」と思っていました。
すると医師や保健師から「70㎏で太ってはいるけど、これからスタートなんだよ」と言われました。
どういうことなのでしょうか? 以下にまとめてみました。
以前は体重増加はダメだった
1980年前後~2000年前後にかけて低出生体重児が増えていたそうです。
実際に私の母(70歳)に聞くと「体重管理が厳しかった」「ちょっと増えただけで怒られた」と言っていました。
私も長男を妊娠している時は厳しかったです。
二男の時は病院が違うということもあってなのか、
妊娠時70㎏でしたが「これからがスタートなんだよ。痩せるなんて言ったらダメ」と言われました。
長男と次男で3年しか空いていないのに、なぜ体重に関してこんなにも医師の意見が違うのかが気になりました。
二男を出産後に助産婦さんにいくつか質問したことを、以下にまとめてみました。
Q.以前は体重に厳しかったのに、なぜ今は厳しくないの?
A.以前は「小さく生んで大きく育て」が常識で、2500g前後の出産のほうが母体に負担がかかりすぎないと考えられていたから。
Q.今は体重管理にさほどうるさくないのはなぜ?
A.研究で小さく生まれた子は身長も低く、発育に問題があるということがわかったから。
Q.では体重管理はどのようにすればよかったの?
A.妊婦の体重が増えることは普通。でも、増やすペースやどんな食べ物で増やすかを考えないといけない。
2020年に長男を産んで、2023年に二男を産んだときが、変革期だったようです。
変革があったのは良いことですが、実は日本と世界の基準は違うようです。
日本の基準と世界の基準が違う
日本は世界と比べると、やはり小さく生まれているようです。
日本人と体の特性として、和食文化だから太りにくい傾向にはあると思います。
ですが、現代では和食より欧米食寄りの味付けや、油ものが増えているような食生活に代わって来ています。
そのなかでも、やはり世界と比べたときには小さいようです。
国立成育研究センターにデータがあるので一度見てみてください。
国立成育研究センターのリンクはこちらから。
痩せ型ママのリスク
標準や太っているからなど関係なく、出産にはいろんなリスクがあります。
人はそれぞれ「身長が高い痩せ型」「身長も高いし太い」「身長が低くて細い」などいろいろあります。
その中でも痩せ型と言われる人は、リスクが多いようです。
・妊娠のリスク:貧血・早産・切迫早産・胎児の発育不全など
・出産のリスク:酸素供給の低下・出血多量による輸血など
・赤ちゃんのリスク:低出生児・運動や呼吸に関する障害など
必ずしもリスクが起こるというわけではありません。
私も長男の時は標準でしたが膀胱炎があり、二男の時は太めでも貧血で鉄剤を処方されました。
痩せ型だと起こる可能性が高いので、医師に確認してみましょう。
体重が増えるスピードの管理が必要
体重が増えることは良いみたいですが、増えるスピードの管理が必要なのだそうです。
体重増加は仕方ない
体重と聞くと「脂肪」というイメージがあります。
妊婦さんが体重が増えるのは、脂肪だけではありません。
では、何がどのように増えているのでしょうか?
・乳房・子宮:1~1.5㎏
・血液・水分:2~3㎏
・脂肪:2.5~3㎏(出産と授乳に備えた分)
・赤ちゃん:3㎏
・胎盤・羊水:1.5㎏
増えるのは赤ちゃんの体重だけではありません。
羊水や胎盤だけでも1.5㎏があります。
また脂肪と言っても、出産と授乳をする際はカロリー消費が高くなります。
なので貯蓄しないといけません。
こう見ると、妊婦さんの体には不必要な脂肪はありません。
なので、「太って仕方ない」ではなく「太っていい」ではなく「太りなさい」です。
増加スピードの管理
妊娠中の体重増加のスピードは初期・中期・後期で異なります。
・妊娠初期(1ヶ月~4か月 15週頃):1㎏ぐらいの増加。
・妊娠中期(5か月~7か月 16週~27週頃):1週間当たり0.2~0.4㎏。 多くても1.2㎏まで。
・妊娠後期(8か月~10か月 28週~39週):3~4㎏程度
1週間で500gは増えすぎと考えられています。
体に負担がかかりすぎるので、徐々に増やすようにしましょう。
人によっては悪阻などで、なかなか増やすことが難しい人もいます。
無理して増やす必要はないので、妊婦健診時に「体重が増えていないけど大丈夫なのか」
「増えすぎているけど大丈夫なのか」を医師に確認してみましょう。
体重増加を気にしすぎるのもダメ
体重増加を気にしすぎても、体にとっては毒です。
増え方は人それぞれなので、皆さんのお母さんに「お母さんの時はどうだった?」と聞いてみるのもアリです。
なぜなら、直ぐそばにいる先輩ママは自分の母親だからです。
また、自分のお祖母ちゃんも先輩ママの1人です。
すぐそばに母やお祖母ちゃんが居なくても、近所の挨拶する人や中の良い人に聞いてみるといいと思います。
話すことでストレス発散にもなり、いろんな話を聞くことで参考にもなります。
1人目の妊娠と2人目の妊娠では、悪阻の度合いや体重の増加は違ってきます。
決してお菓子や油ものでストレス発散をするのではなく、話すことや散歩をするなどして発散させましょう。
まとめ:健康的な赤ちゃんを産むためには
健康な赤ちゃんを産むためには、ママが健康でなくてはいけません。
特に「マイナスのストレス」は心と体に負担がかかります。
お菓子や油もの、ホットスナックなどを食べてストレスを発散させるのではなく、別のもので発散させましょう。
ご飯は和食、間食はフルーツや和菓子系にするなど。
食べるものは全て赤ちゃんの栄養となります。
散歩や軽めの運動はママの出産時の体力維持につながったり、難産を回避することができます。
無理に運動はせず、散歩が一番いい運動になります。
出産に向けて自己管理は至難の業ですが、必ず最後までできます。
応援しているので一緒にがんばりましょう!
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世界中のすくすく育つ子供たちに乾杯!
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