子どもの発達の遅れが心配?今からできるサポート方法と考え方について

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 子供の発達について心配することがありませんか?私もつい最近まで悩んでいました。

じっとできない、具体的に話すことができないなどがあり、心配でした。

早生まれの子供を育てている方ならなおさらです。

そんな時に専門の先生にいろんなことを教えていただいて、安心したことが沢山あるので紹介しようと思います。

子供はどこから発達するの?

 私たち大人も子供の頃がありました。しかし、「今発達してる!!」と感じることなく成長しました。

人間の発達は「いつ・どこから・どのように」発達するのでしょうか?

生まれたときから脳が発達している。

 新生児期から乳児期にかけて、脳はものすごいスピードで成長し、神経細胞同士のつながり(シナプス)がどんどん増えていきます。

これによって、赤ちゃんは環境に対する反応を学び、さまざまな運動や認知的な行動ができます。

「目で見る」「音を聞く」「お母さんの顔を認識する」といった感覚や感情に関わる能力は、脳の発達によってどこかにあります。

 自分の子が特別可愛く見えるのは、親の反応を日々学んでいるからです。

「こうすれば可愛く見える」「この反応をすれば世話をしてくれる」といった学習をしているからだと考えられます。

誰も教えていないのに、こういった学習ができるのは本能が備わっているからです。

脳が発達することによって身体が発達する。

 子供が絵を描くことができたり運動ができたり、また言葉が話すことができる理由は「脳→体→脳→体」の順番で発達しているからです。

 身体の発達も脳に刺激を与え、さらに発達を促します。

赤ちゃんがハイハイを始めると、周囲のものに触れる機会が増え、触覚や視覚が刺​​激されて脳の発達が促進されます。

また、歩いたりジャンプしたりといった身体運動が、空間認識能力やバランス感覚を高め、脳の運動領域をさらに発達させます。

脳には言葉・運動・バランス・思考など様々な領域があります。

脳の発達中に体を動かすことによって脳に刺激をあたえ、脳の回路を徐々に開拓することができます。

脳と体のお互いが刺激し合うことで発達し大きく成長していきます。

子供の世界は大人とは違う。

 「教えたのにできない」「何故教えたことができないのかがわからない」と悩んだことはありませんか?

とくに早生まれの子供を育てていると「周りはできているのに何故できない?」「うちの子の発達が心配」とやきもきしたことはありませんか?

私の長男がそうでした。

早生まれで、周りについていけない。じっとすることができないなど、毎日やきもきしていました。

こども園の先生に相談すると「療育」の話になり「検査をまだしていないのに障害にみえているの?」と思ったこともありました。

 そんなとき、クラスの先生が「発達を見てくださる専門の先生が市の依頼で園に来るので、相談どうですか?」と言ってくだことがきっかけで、子供の発達に関して一歩踏み出せました。

そして園での生活と軽い発達の検査でいろいろ知ることができました。

子供と大人では見る世界(視覚)が違う。

 大人になって子供の時から食べていたお菓子が「なんか小さい?」と感じたことはありませんか?

小物やお出かけ先の風景で「こんなんだったかな?」と感じたことはありませんか?

 ここで1つ実験です。以下の写真は、何の写真かわかりますか?

正解は、パンケーキです。

ちなみに、パンケーキにイチゴが乗っていることもわかりましたか?

問題に出した写真は子供が見えている世界。正解の写真は大人が見えている世界です。

見えている物や風景は大人と子供では見え方に違いがあります。

大人は瞬時にその場面がどんなものか把握できますが、子供は違います。

「どんな場所・何がある・大きさはどれぐらい」なのかを体を動かして確認します。

遊びに出かけたときに「うちの子じっとしない」「バタバタと騒がしい」など感じたことはありませんか?

何故そのようなことが起こるのかというと、体を動かして「どんな場所・何がある・大きさはどれぐらい」という情報を確認したり観察している行動なのです。

4歳から6歳は吸収と発達が爆発する時期。

親としてはお出かけ先で「バタバタしないで!」「静かに!」といったり、周りに迷惑ではと考えたりとやきもきしてしまいます。

周りの人に配慮するために謝ったり注意したりすることは必要です。しかし、やきもきしたりイライラする必要はありません。

なぜなら「現在発達中」だからです。

4歳になると以下のようなことが発達していきます。

身体の発達:運動神経が発達し、ボールを投げる、キャッチ、跳ぶといった複雑な操作ができるようになります。

認知的発達:数の概念がさらに発達し、文字の読み書きも少しずつ進みます。記憶力や集中力が向上し、想像力が豊かになります。

言語発達:質問力がさらに発達し、複雑な表現や言葉の使い方を覚えます。
社会・情緒的発達:他者と関わり、ルールを理解して守るようになり、友達との遊びが増えます。

4歳5歳6歳になるにつれて、複雑なルールをわかるようになったり、運動や読み書きも得意になっていきます。

焦って知育や文字の練習をしなくても大丈夫。「これ何て書いてあるの?」「どうやってするの?」と興味を持っているような行動があった時に教えれば問題ないと思います。

「大丈夫」「ゆっくり・じっくり」が合言葉

自分の子がかわいいから「失敗させたくない」「怪我をさせたくない」など本能的に親は思うものです。

「怒ってばかりで後悔」私も何度も後悔し悩んでいました。そんな時に園の先生や発達の専門の先生に教えてもらったことがあるので皆さんにシェアしたいと思います。

「大丈夫」「ゆっくり・じっくり」

4歳から6歳は自分でできることも増えてくる中で、失敗も増えてきます。

ごはんや飲み物を運んでいてこぼす。よそ見をしていてぶつかる。危険な目に合うなどの失敗が多くなります。

このことに対して「なんでよ!」「ちゃんとしなさい!」「危ないでしょ!」とこんこんと怒ったことはありませんか?

子供にお手伝いを頼むとき、登園するときに「大丈夫、ゆっくりじっくり運んでね」「ゆっくりじっくり園で遊んでおいで」というと、

子供は「ゆっくりじっくりってなんだろう?」「ゆっくりじっくりってこれかな?」と回数を重ねていくうちに考え始めます。

「ゆっくりじっくりこれをした。できた。」という成功に対し評価や褒めることがあれば、

「ゆっくりじっくりって良いことなんだ!」と学んでいきます。これを合言葉に日々を生活すると、今まで子供が見えていなかった世界が見えてくるようになります。

怒る叱るの時は、怒る叱るで大丈夫

躾の範囲で怒る叱るは、きっちり怒る叱るをしましょう。

「怒ってるな」「怒っていて怖い」など子供は感じとります。

何故怒っているのかをちゃんと説明しましょう。

「本当に悪いことだったんだ」「だから怒っているんだ」と成長するとともに理解するようになります。

感情の無い人はどこにもいません。感情を出すことによってお互いにどう思っているか見ることができます。

怒る叱るの時は、怒る叱るで大丈夫。

親も「大丈夫」「ゆっくり・じっくり」で大丈夫。

今日「ゆっくりじっくり」と声掛けをしたから明日できるわけではありません。

沢山の失敗を重ねないとできないからです。

仕事でもミスは何回も繰り返しますよね?それと同じです。

親も子育てや仕事をする際は「大丈夫」「ゆっくりじっくり」で良いのです。

誰でも教える人がいないと何もできないし、教える人が悪いと教えてもらう人にとっても悪影響ですよね。

怒る叱るときには怒る叱る。ゆっくりじっくりの時は親もゆっくりじっくり見守りましょう。

まとめ

どうでしたか?子供と大人では見え方や感じ方も違うことにハッとした方いませんか?

私は先生にいろいろ教えていただいたときは「人間ってすごい!」とおもいました。

外で頑張ってる分、親の前では甘えているのかもしれません。

一緒にゆっくりじっくり見守りましょう。

文部科学省で子供の発達についてのページがあります。参考にこちらをクリックしてみてください。

その他にも記事を更新中!よかったらこちらから読んで行ってください!

今日は世界の頑張っている子供たちに乾杯!

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