【子育て世代必読】慌てない!子供の熱性痙攣のNG行動3選と正しい対処法と育児ポイント4選!

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子供が風邪で熱が出た際に、熱性痙攣することがあると聞いたことはありませんか?

他の子の熱性痙攣をそのものを見ることはあまりないと思います。

経験したことない・見たことが無いゆえに、自分の子がなってしまうと焦ってしまいます。

今回は、熱性痙攣に立った時のNG行動と対処法を紹介したいと思います。

子供の熱性痙攣とは

痙攣も熱性痙攣も、普通に生活していたら目にすることはめったにありませんよね?

どんなものなのでしょうか?

子供の熱性痙攣

子供の熱性痙攣は主に、生後6か月~5歳になるまでに起こります。

1度なればそれっきりだそうですが、何度もなる子は何度も起こすそうです。

小学校に上がるころには症状は治まるそうです。

生後6か月頃からとなると、お腹にいたときにママから貰っていた免疫や、お乳の免疫が薄れてくる頃です。

日本では10人に1人に発生するようなので、他人ごとではありません。

熱性痙攣には単純型と複雑型の2種類があります。

熱性痙攣の主な症状

子供の熱性痙攣の主な症状は以下の通りです。

単純型も複雑型も症状は似ています。

  1. 高熱が出る・・・38度以上の高熱がでます。                                                                            (風邪をひいて2日目弱か、それぐらいに38度になりやすい)
  2. 痙攣してくる・・・ブルブルと震えはじめます。白目をむくこともあります。           [単純型の場合=5分以内で収まる]                             [単純型の場合=24時間以内に2回以上起こらない]                                   [複雑型の場合=10分以上]                               [複雑型の場合=24時間以内に発作が2回以上起こる]                                                                                      
  3. 痙攣と同時に嘔吐する・・・痙攣している最中に嘔吐することもあります。
  4. 意識がなくなる・・・痙攣の次に意識をなくしてしまいます。

熱性痙攣そのものは悪いものではない(単純型)

熱性痙攣そのものは悪いものではありません。

子供の高熱により、熱性痙攣で亡くなってしまった人数は0人です。

(※熱性痙攣による嘔吐物でのどを詰まらせてしまい、なくなることがありますので注意しましょう。

なくなってしまう痙攣ではないので安心してください。

痙攣してしまい、意識がなくなってしまうと「弱っていっている・・・」「どうしよう・・・」と焦ってしまうかと思います。

亡くなってしまう病気ではないので、まずは落ち着きましょう。

なぜ熱性痙攣が起こってしまうの?

医療のメカニズムとしては、まだわかっていません。

今解っていることは「38度の熱の時」「熱が急激に上がっている時」などに怒りやすいことがわかっているだけだそうです。

「高熱を出すと脳細胞にダメージが・・・」と心配されるかと思います。

以前、大分こども病院で診察をしてもらうことがあり、先生に聞いてみました。

脳にダメージが出るのは42度の熱が出た時点で始まるそうです。

「子供がしんどくてぐずっている時に解熱剤を入れてね」「38度以上でもぐずっていなければ解熱剤入れなくてもいいよ」

など言われたことはありませんか?

確かに、子供自身で治す能力を身に着ける必要はあります。

しかし、脳へのダメージも考えなければなりません。

最低限でも高熱が40度~41度になった時点で解熱剤は必ず入れましょう。

子供の熱性痙攣に対するNG行動3選!

実際に目の前にしてしまうと、パニックになってしまいます。

そんな時にしがちなNG行動があるので紹介します。

直ぐに抱き上げてしまう・揺さぶる

いきなりビクビクしたり、白目をむいてしまうと不安になってしまいます。

「声が聞こえるかな?」「亡くなってしまうのかな」と不安になってしまいます。

抱きながらトントンと背中を叩いたり、揺さぶったりする人もいます。

ですが、それはとても危険な行動となります。

直ぐに抱き上げてしまうことによって、嘔吐物がのどに詰まる可能性があります。

熱性痙攣での死亡例は0件です。

ですが嘔吐物による窒息でなくなる死亡例はあります。

なので、絶対に直ぐに抱き上げることはやめましょう。

口の中に手を入れてしまう

団塊世代の子育て時期や、それまでは「舌を噛まないように手を入れる」と言った対処法がありました。

その他にも「スプーンや割り箸を噛ませる」などと言った対処法がありました。

それは、舌を噛んでしまうことによって、舌が巻いてしまい喉が詰まってしまうからという理由からでした。

ですが、今ではNG行動です。

なぜなら、手やスプーンなどを入れてしまうことによって、嘔吐物が入ってしまうことがあるからです。

絶対にやめましょう。

痙攣中に病院へ行く準備などで目を離してしまう

「とにかく病院へ行かないと!」と思い、上院へ行く準備をするために目を離してしまう方がいます。

これはNG行動です。

どんなタイミングで、どのような状況なのかを医師や救急隊に伝えるには観察が大切だからです。

医師や救急隊員は、熱性痙攣が何分続いているかで、単純型なのか複雑型なのか判断しないといけません。

救急車を手配できるまでは目を離さないでください。

子供の熱性痙攣の正しい対処法

パニック状態でも、できることは必ずあります。

正しい対処法を紹介していきます。

1.周りが安全か、まずは確認する

子供の熱性痙攣が始まった場所はどこですか?車の中ですか?家ですか?

子供を安全に寝かせることはできますか?

まずは、周囲の安全確認をしましょう。

寝かせても、物が落ちてこないかも確認しましょう。

2次被害がないように周囲の確認をすることが第一優先です。

安全な所でまずは寝かせましょう。

2.時間管理をする

痙攣がどれぐらい続いているのかを確認しないといけません。

時計で「何時に痙攣が始まった」や「スマホのタイマーでの計測」でも構いません。

5分を超えているか否かを確認しなければなりません。

必ず時間管理をしましょう。

5分を超える場合は直ぐに119に電話しましょう。

5分前後で収まらない場合や痙攣が10分以上続く場合は、複雑型の熱性痙攣の可能性があります。

5分になった時点で電話をしたほうが好ましいかもしれません。

電話をして質問に答える時間と、救急隊が場所に到着するまでの時間と、痙攣が始まった時間を考えると10分を超えることがあります。

直ぐに電話しましょう。

3.回復体位をとる

嘔吐物での窒息を防ぐために、仰向けから左右どちらかの腕が下になるように、横向けにしましょう。

このイラストの状態を回復体位と言います。

これをすることによって、口から嘔吐物が流れやすくなります。

4.動画やメモをとる

メモや時間管理が難しい場合、回復体位をとったあとに救急隊が来るまで動画を撮ることをおすすめします。

なぜなら、動画は声も入り時間がわかります。

撮影画面の時計が1分2分と指すので、「1分が経過・2分が経過」など声を入れてどういう状況なのかを言っておくと、救急隊への引き継ぎがスムーズです。

また、スマホが1台しかない場合は、詳しくメモを取りましょう。

例として以下の通りです。

日付:○○年○○月○○日
時間:△時△△分現在
場所:家(リビング)

~状況~
○○日の△△時頃から発熱(××度)
痙攣前は××度の熱があった。
○○日の△時△△分から痙攣

1分経過:嘔吐なし
2分経過:目の焦点が合わない。白目。
3分経過:嘔吐
4分経過:嘔吐(量がコップ1杯ぐらい)
5分経過:救急に電話
6分経過:収まり始める
7分経過:意識がない。
8分経過:意識回復
9分経過:ようやく声を出す。回復体位のまま。
10分経過:救急隊到着

動画を撮れる人も、「いつどこで、どのように、どんな状況」など、上記のメモのように詳しく声に出して動画に収めましょう。

救急隊に説明する際に役立ちます。

まとめ:とにかく119に電話をしよう!

いざ初めての熱性痙攣だと、どんなに勉強していてもパニックになってしまいます。

遠慮せずに、とにかく119に電話をし、救急隊員の指示に従いましょう。

救急隊員がいろんな状況を聞いてきます。

どんな状況なのかを、落ち着いて伝えましょう。

パニックになったり不安になると思いますが、いろんな人に助けを求めましょう。

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世界中のすくすく育つ子供たちに乾杯!

 

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