「ママの話聞いてるの?!」「ちゃんとしなさい!!」と怒ることはありませんか?
私は沢山あります。。。
ですが、最近気づいたことがあり、ゆとりを少し持つことができました。
ある方が「理解できなくても大丈夫。そのうちできるから」ということを言ってくれました。
最初は意味がわかりませんでしたが、以前寺嫁だった私が今やっと理解できたので解説したいと思います。
目次
子供は話をちゃんと聞いている?!
「うちの子は話を聞いているのかな?」「何回も言っているのに!」と思ったり、特に怒ったりすることはありませんか?
子供は実はちゃんと話を聞いているんです。
ちゃんと聞いているのかな?
子供は遊びながら話を聞いていることがあったりします。
あるエピソードを紹介したいと思います。
~ある仏教系保育園での話~
日頃からご住職が子供たちに向けて、わかりやすくご法話をしています。
仏様の事やお浄土について日頃から教えていました。
阿弥陀様に事も教えていました。
ある日「保育園卒業したらどうなる?」と子供たちに向けて質問をしました。
すると「小学生になる!」と元気よく返事をしてくれました。
住職「小学生を卒業したら?」
子供「中学生になる!」
住職「中学生を卒業したら?」
子供「高校生になる!」
住職「高校生を卒業したら?」
子供「大学生になる!」
住職「大学生を卒業したら?」
子供「大人になる!」「いや、働くんで!?」
住職「では、大人を卒業したら?」
子供「お爺ちゃんお祖母ちゃんになる!」
住職「では、お爺ちゃんお祖母ちゃんを卒業したらどうなる?」
子供「骨になる!!」
子供「違うよ、仏さんになるんで?!」
子供「仏さんになってお浄土に行くんで?!」
このエピソードでは、日頃からご住職が仏教についてわかりやすくご法話していました。
大人でもご法話を聞くと「ご年配の方が聞く」というイメージや「古臭い」などのイメージがあり、
若い世代は聞くことが少ないかと思います。
「仏教の事を話されても難しそう」「右から左に聞き流す」ことが大人でもあるかと思います。
ですが、難しい仏教のお話でも、子供たちはちゃんと聞いています。
本能的に聞き流す部分がある。
上記のエピソードで子供たちは難しいお話でも聞いていました。
では、どんな時に話を聞いていないのでしょうか?
それは、怒られる時です。
臨床心理士の先生に以前相談したときに教えていただきました。
親が子供に怒るとき「コラ!」「ダメって言ってるでしょ!」「なんでわからないの!」と、感情的に怒っている時は聞き流していることがほとんどだそうです。
なぜなら、脳が本能的に自分自身を守るために、脳の損傷を少なくするためにしていることだそうです。
子供はちゃんと聞いています。
音楽を聴きながら仕事や勉強、車の運転をしたことはありませんか?
これは2つの事を同時進行させている状態です。
この状態は子供でも少しずつできていきます。
ではなぜ2つを同時進行させることができるのでしょうか?
それは、脳が2つの作業のうち1つを切り捨て、もう一つに集中させているからだそうです。
なので作業としては1つの作業を行っている状態。
この現象が子供にも起きているので「聞いてるの?!」「ちゃんと聞きなさい!」と怒らなくても大丈夫です。
子供はちゃんと聞いています。
今わからなくても大丈夫
大人になって理解することもある。
子供の頃に「時間がたてばわかる」「大人になったらわかるから」と親に言われたことはありませんか?
私はよくありました。
子供の頃は「大人になってからじゃなくて、今解りたい」「大人だけずるい」と思っていました。
どんなにわかりやすく説明をしても大人になってから理解することが沢山あります。
親として、気長に理解することを待ったり、何回も教えることが大切になっていきます。
上記のエピソードでも住職が日頃から何年もご法話をした結果、子供たちが理解したことです。
親も今だけを見るのではなく「きっとわかってくれる」と信じて待ってみましょう。
「理解しよう」と頑張ることはできる。
子供たちはいろんなことに対して好奇心旺盛です。
日頃から園では「たくさん遊んで、沢山食べて、たくさん寝る」中でいろんな発見があります。
そのなかで理解しようと頑張る子は「ハッ!」と気づくことがあったり、点と点が結びつくことがあります。
大人も同じではないでしょうか?
私もいろいろ今になって10年前の事を思い出し理解したり「ハッ!」とすることがあります。
日々子供たちも頑張っています。親だけではないということを心にとどめましょう。
親が焦ってはダメ。
子供が大人になった時のことを考えると、ついつい力がはいってしまいますよね。
他の親御さんも、私たちを育ててくれた両親も同じです。
みんな悩んでいることは同じ。
どうやって怒ればいいのかわからない。どうやって褒めたらいいかわからない。
怒るにはどのさじ加減のほうがいいのか。どう褒めると伸びてくれるのか。
いつの時代も、いつの世代も考えることは同じなのです。
自分以外にも同じことで悩んでいるんだと認識できたとき、初めて自分だけじゃないんだなと実感ができます。
焦らずに一緒に子供を見守っていきましょう。
大人も実は子供と同じ
お寺でのご法話と同じ現象が起きている?!
上記のエピソードと解説ですが、実は私たちにも当てはまります。
私が寺嫁だったとき、あるご法話の先生に言われたことがありました。
「ご法話難しいでしょ?」「わからなくても大丈夫だからね」「わからなくて当たり前だから」
と言われたことがあります。
寺嫁であった私は「わからないとダメなのでは?」と思っていました。
しかし、ご法話をする環境や構造を理解したときにハッとしました。
例えば阿弥陀様が親、お坊さんがメッセンジャー、そして私たちが子供だとします。
親が子供を何度も説教しても、わからないことはわからない。メッセンジャーがわかりやすく解説しても、わからないことはわからない。
ましてや、ご法話を聞いた後は何を話されたか覚えていない状況。
これは、私たちの子供でも同じ状況です。この状況がわかった時「子育てと似てるかも?」と感じました。
子供の話を料理しながら、テレビを見ながら聞くことはないですか?
子供からしたら「お母さん聞いてるの?」「ちゃんと話をきいてよ!」と感じています。
この記事を読んでいるかたは、同じ現象になっていることにお気づきだと思います。
大人も対して子供と変わらないということです。
「理解しよう」と頑張っていますか?
子供の事だけでなく、いろんなことに対して「理解」しようと頑張っている方はいますか?
「そういえば前に言われたことが、今わかったような。。。」と感じたりする方、すごく頑張っていると思います。
子供も同じで「こういうことなのかな?」と感じることはあります。
そう感じたりするから「この場所では静かにしよう」「ここは遊んでいいところ」と理解します。
では子供に理解してほしいならば、どうすればいいのでしょうか?
それは、まずは親が「理解する」ということに頑張る事。
なぜなら、親は子供の鏡だからです。
良いことも悪いことも子供はマネをします。何故マネをするかというと、子供から見れば家庭環境が全ての世界であるから。
世界何百か国あると大人は知っていても、子供は家の中や園や近所などが全ての世界に見えます。
なので、まずは「他を見て我を見る」子供をよく見て自分を見直すことも必要です。
そのままでも大丈夫、今あることを大切に。
よく他の人に「気を張らなくても大丈夫」「もっと気楽に」など言われたことはありませんか?
言われた側としては「いいよね気楽で」「こっちの事知らないくせに」と思うことも。
私も「勝手なこと言わないで」「知らないくせに」と何度も思いました。
ですが、今手元にあるもの(家族・子供・過去の経験など)(たとえホコリ1つでさえ)を大切にしましょう。
時がたてば気づくことが多いです。
子供も大人も同じ人間で、感じることも同じ。
まとめ
実際、子供も大人もたいして変わらない。
やっていることも、話していることも、形は違うだけであってほぼ一緒。
それに気づくか気づかないかで、今後の育児が変わると思います。
その他にも記事を更新中!よかったらこちらから読んで行ってください!
世界中の子供たちに乾杯!
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