子供の発達で「遅い早い」「他の子はできて自分の子はできていない」など気になったことはありませんか?「できない」のではなく興味がなかったり、知らないだけなのかもしれません。子供に「学習レディネス」で解決するかもしれません!
はじめに「学習レディネス」について
学習レディネスとは、子どもが新しい学びを効果的に受け入れられる心と体の準備が整った状態の事を言います。
教育や育児に関して、子どもの発達段階や興味に応じて適切なタイミングで学びを提供することが重要だとされています。
「何回教えてもできない」「何回注意しても聞かない」と悩んだことはありませんか?
原因は「学習レディネス」が整っていないから。
子供の時に親にいろいろ言われたけど、大人になってから「理解できた」という経験はありませんか?
私は結構あります。
子供の時「何で勉強しないといけないの!!」とゴネタことがあり「大人になったらわかる」と言われました。
実際に「大人になっても勉強し続けないといけないし、分野はともかく生きていくために必要」なんだと理解しました。
何故この現象が起きるのでしょうか?
それは、「学習レディネス」つまり興味もなければ関心が無かったから。
学習レディネスを養うためには?
「子供の学習や発達を促すためには、学習レディネスを養えばいいんだ!」「子供が興味をひくもの!」と焦ってはいけません。
学習レディネスだけを養っても、急に手先が器用になるわけでもなく、急に言葉のキャッチボールができるわけではありません。
まずは、学習レディネスを構成する要素を理解しましょう。
学習レディネスを構成する要素
学習レディネスには、以下のような要素が含まれます
- 身体的な準備
- 十分な睡眠、健康な体、食事のバランスが取れている。
- 体を使った活動に慣れている。(鉛筆を持つ、椅子に座るなど)
- 社会的・感情的な準備
- 他の子どもや大人と協力したり、順番を待つことができる。
- 自分の気持ちを言葉で伝えられる。
- 認知的な準備
- 集中力や注意力が持続できる。
- 基本的な概念(大きい・小さい、上・下など)を理解している。
- 動機づけと興味
- 興味を持って学び、主体的に取り組むことがある。
- 「なぜ?」といった疑問を持つ。
学習レディネスを育むためのポイント
学習レディネスを育てるには、日常生活の中で正しい刺激やサポートを提供することが大切です。
- 好奇心を引き出す
- 自然や図鑑、絵本など子どもたちの興味を広げましょう。
- 質問を歓迎し、一緒に答えを探す体験を楽しんでください。
- 生活リズムを整える
- 規則正しい生活習慣を身につけることで、集中力が高まります。
- 十分な休息と遊びの時間を確保。
- 成功体験を与える
- 小さな成功を積み重ねることで、子どもが自信を持ちます。
- 簡単すぎず難しすぎない課題を考えることがポイント。
- 感情をサポートする
- 進歩の気持ちに寄り添い、「やってみたい」という努力を大切にします。
- 失敗しても「次はどうする?」とポジティブに導きます。
学習レディネスの重要性
学習レディネスが整っていると、以下のような効果が期待できます
- 学校生活へのスムーズな適応
- 学びへのポジティブな姿勢
- 自分で考え、行動する力の向上
逆に、レディネスが不足していると無理な学習がストレスになり、だからこそ学びがあることに抵抗感を持つこともあります。
学習レディネスは、子どもの自然な成長に寄り添うことで発達します。 焦らず、日常の中で楽しく育てていきましょう!
次の記事は学習レディネスを養う前にどうすればいいかを記事にしたいと思います!
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